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いつもと違う雰囲気を ~長谷寺ナイトテーブル~

「長谷観音」として広く親しまれている長谷寺は、江ノ電長谷駅から徒歩およそ5分ほどのところにある、鎌倉を代表する寺院のひとつです。

鎌倉時代が始まる前に創立されたといわれる古刹でもある長谷寺には、四季折々に美しい花が咲き、季節に応じてライトアップなどの行事も行われています。

本尊は高さ9メートルを超える我が国最大級の十一面観音菩薩像。721年(養老5年)に徳道上人により造立したと伝わり、室町時代の将軍足利尊氏が金箔を施したとされます。また、観音菩薩としてはもちろん、地蔵菩薩としてのご利益があるともいわれています。

2023年からは秋の夜に「長谷寺 NIGHT TABLE」が開催されています。

更新状況

  • 2024年9月10日:記事掲載

 

長谷寺 NIGHT TABLE とは

長谷寺 NIGHT TABLE(以下「ナイトテーブル」と表記します)は、2023年から始まった長谷寺のイベントです。このイベントの主な内容は以下のとおりです。

  • ライトアップされた境内を貸切散策
  • 特別仕様の花盆栽
  • 湘南・鎌倉の美味しさを集めたガーデンビュッフェ
  • 観音堂でのライブコンサート

入場人数を限定していることから、ライトアップされた境内や夜の花盆栽などを心ゆくまで楽しむことができます。

ナイトテーブルは事前申込制の有料イベントです。必ず事前申し込みが必要ですのでご注意ください。

 

ナイトテーブルの開催時期

2024年の開催時期

  • 10月12日から14日
  • 申込期間:2024年9月上旬から

申込はナイトテーブル公式サイトからとなります。※ナイトテーブル公式サイトへ

2023年の開催時期

  • 11月13日から15日
  • 申込期間:終了

ナイトテーブルに行ってみよう!

長谷寺:境内案内図

長谷寺:境内案内図

長谷寺全体図は上の画像のとおりです(境内案内図:長谷寺公式サイトから引用)。ナイトテーブルは夜間に開催されるため迷子にならないように気を付けましょう。

管理人 sho
長谷寺全体については下記リンク先を参照してください。

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カキ殻と一緒にどんぶらこ ~十一面観音菩薩 長谷寺~

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17時30分 開場

長谷寺は午後5時になると閉山となり、門が閉じられます。

5時30分にるとナイトテーブル開催のために改めて開門となるので手元の入場券を係の方に示して入場します。

ライトアップされた下境内は幻想の世界に

ライトアップされた方丈池

ライトアップされた方丈池

長谷寺の下境内は、門に近い方が妙智池、その先には方丈池という、二つの池からなる池泉式回遊庭園となっています。

ライトアップされた方丈池

ライトアップされた方丈池

方丈池を中心にライトアップされて幻想的な雰囲気となっています。

ナイトテーブル主要会場となる上境内

観音堂とナイトテーブルの案内板

観音堂とナイトテーブルの案内板

石段を登って上境内に出ると「長谷寺 NIGHIT TABLE」と書かれた案内板が設置されていました。

ライトアップされたかきがら稲荷

ライトアップされたかきがら稲荷

ライトアップされたかきがら稲荷

ライトアップされたかきがら稲荷

言い伝えによると、長谷寺の十一面観音は奈良の山中で見つかられたクスノキから造られ、15年もの間海の中を漂いながら長井の浜(現在の横須賀市)にたどり着いたとか。

この伝説にあやかった「かきがら稲荷」もライトアップされ、普段とは違った雰囲気を醸し出しています。

青く浮かび上がる観音堂

青く浮かび上がる観音堂

青く浮かび上がった観音堂や観音ミュージアムに前には少しずつお客さんが増えてきました。

花盆栽を貸切鑑賞

観音ミュージアムと花盆栽

観音ミュージアムと花盆栽

ナイトテーブルの呼び物の一つとして挙げられるのは、世界で活躍する庭園アーチストである石原和幸氏の手による花盆栽の展示です。

貸切のため境内は混雑もなく、普段とは違った雰囲気の中でじっくりと花盆栽を鑑賞することができます。

世界で活躍する石原和幸氏 “緑の魔術師”とエリザベス女王から称えられた、日本を代表する庭園デザイナー。 世界で最も権威のある「英国チェルシー・フラワー・ショー」で12個のゴールドメダルを受賞。 ランドスケープデザインのほか、全国9都市の「みどりの大使」をつとめるなど、緑化プロデューサーとして、国内外で活躍している。-当日配布チラシより引用

観音ミュージアムと花盆栽

観音ミュージアムと花盆栽(クリックで拡大)

観音ミュージアムと花盆栽

観音ミュージアムと花盆栽(クリックで拡大)

18時から19時 MUSIC LIVE

夕方6時からの1時間、観音堂の十一面観音前の特設ステージで、各界で活躍するアーチストによる多彩なライブコンサートが開催されます。

2024年のライブコンサート

日程 アーチスト名 概要
10月12日 土曜日 REATMO(リトモ) ヒューマン・ビートボックスの演奏と、独自のサンプリング機材で「人の声だけ」で楽曲をつくり演奏する“進化型ヒューマン・ビートボクサー”
10月13日 日曜日 琴姫 琴奏者の林 信子と中国古筝奏者の姜 小青(ジャン・シャオチン)によって「琴光響」を結成。2001年にカヤグム奏者の朴 淳啊(パク・スナ)を迎え、日中韓の琴による世界初のトリオアンサンブルを結成。メンバー全員が各楽器のトップアーティスト
10月14日 月曜日 駒田早代(コマダサヨ) 幼い頃より津軽三味線・民謡を始め、15歳で津軽三味線の世界大会で優勝。国内外のアーティストも注目する和楽器界のニューヒロイン。

2023年のライブコンサート

日程 アーチスト名 概要
11月13日 月曜日 シャミセニスト 寂空-JACK-(ジャック) 三味線奏者として国交行事などのイベントにて15か国以上で演奏活動
11月13日 月曜日 REATMO(リトモ) 電子機材を駆使して声やビートボックスを楽曲に変貌させて演奏する「進化型ヒューマン・ビートボクサー」
11月14日 火曜日 モモトシュ・ジプシーバンド バイオリニスト大槻桃斗(オオツキモモト)が率いる、バイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノ、ギターの6人編成のバンド
11月15日 水曜日 テミヤン 観客を独自のアコースティックサウンでド魅了する“浜辺のフォークシンガー”
11月16日木曜日、17日金曜日 稲葉明徳(イナバアキノリ) 篳篥(ひちりき)奏者。18 歳で東京楽所に抜擢され、多くの雅楽公演で活躍
11月18日 土曜日 CHAN MIKA(チャンミカ) 国内外のライブ、CM楽曲、ラジオ、福祉応援曲制作など幅広く活躍中の歌手
11月19日 日曜日 Hanah Spring (ハナ・スプリング) 鎌倉在住。ジャズミュージシャン一家に育ちFUJI ROCK,、東京JAZZ等フェス出演
11月19日 日曜日 徳永慶子(トクナガケイコ) 多くの国際コンクールやグラミー賞などに入賞、受賞を果たすニューヨーク在住のヴァイオリニスト

※各アーチストの概要については公式サイトから引用(一部改変)しています。

19時から20時半 SPECIAL DINNER

この日のためのスペシャルディナーのほんの一部

この日のためのスペシャルディナーのほんの一部

長谷寺境内にある食事処「海光庵」にビュッフェ形式で食事と飲み物が用意されます。

食事の内容は小町通にあるイタリアンレストランRistorante La Luce(リストランテ・ルーチェ)のシェフ監修の特別メニューとなっています。

飲み物は写真の右側に写っている丸い駒のようなものと交換で受け取れます。

2ドリンク制です。3杯目からは別料金となります。

管理人 sho
2杯では物足りない私はもちろん追加の飲み物をお願いしました。
花盆栽の前に設置された「ナイトテーブル」

花盆栽の前に設置された「ナイトテーブル」

食事が終わって外に出てみると、境内のあちらこちらにテーブルが設置されていました。

海光庵が満席の場合や夜の雰囲気を味わいたい方は、こちらのテーブルで食事をするのもよいかも知れません。

闇夜に浮かぶみほとけたち

長谷寺の人気者の良縁地蔵もいつもと違う雰囲気

長谷寺の人気者の良縁地蔵もいつもと違う雰囲気

見晴台横の聖観世音菩薩像

見晴台横の聖観世音菩薩像

釈迦如来像と四天王像

釈迦如来像と四天王像

観音ミュージアム入り口にある金色の聖観世音菩薩像

観音ミュージアム入り口にある金色の聖観世音菩薩像

釈迦如来像と四天王像の前で行われる灌仏会(花まつり)については以下のリンクを参照してください。

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奉納演奏もあります ~長谷寺灌仏会(花まつり)~

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普段我々を慈悲深く見守ってくれている仏像も、暗闇の名中明かりに照らされると一層ありがたみが増すような思いがします。

ナイトテーブルのまとめ

  • 長谷寺 NIGHT TABLEは、2023年から始まった長谷寺の新しいイベント
  • 境内夜間ライトアップ、観音堂でのライブコンサート、花盆栽、スペシャルディナーなどを人数限定で実施
  • 昼間とは違った夜の長谷寺の雰囲気を堪能

いかがでしたでしょうか。鎌倉でも有数の人気の寺院である長谷寺 NIGHT TABLEの概要についてまとめましたが、人数限定のため興味のある方は早めに申し込まれることをお勧めします。

交通アクセス

江ノ電長谷駅から徒歩およそ5分

連絡先 海光山慈照院長谷寺
鎌倉市長谷 3-11-2
TEL:0467-22-6300
受付時間 17時30分から21時
入場料 2024年は15,000円
電話 0467-22-6100
公式サイト 長谷寺 NIGHT TABLE 公式サイト

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