鎌倉最古の厄除け神社とされている鎌倉市大町の八雲神社。7月には勇壮な例大祭である神幸祭(しんこうさい)(大町まつり)が行われます。
鎌倉市内に八雲神社は複数ありますが、ここでは大町にある八雲神社について記載します。
更新状況
- 2024年2月3日:記事掲載
この記事の目次
八雲神社とは

八雲神社参道
八雲神社は、鎌倉駅からおよそ徒歩10分、鎌倉市大町にある神社です。
源頼朝の祖先に当たる八幡太郎義家(源義家)の弟である新羅三郎義光(しんらさぶろうよしみつ)(源義光)が、京都祇園社(八坂神社)の牛頭天王(ごずてんのう)を祭ったのが始まりとされています。
奥州に出陣(後三年合戦)する兄の義家の後を追って義光も参陣したものの、途中鎌倉に立ち寄ると疫病により人々が苦しんでいることを知り、京都祇園社を勧請したといわれています。
また、応永年間(1394~1428年)に、この社の背後の山を越えたところにあった佐竹一族の佐竹屋敷にあった祠を併せて祭ったことから、佐竹天王ともよばれていました。

明治維新に際して鎌倉祇園社(祇園天王社)から八雲神社に改称し、1873年(明治6年)、大町の鎮守となりました。地元では「八雲さん」「お天王さん」として親しまれています。
源義家(八幡太郎義家)、義綱(加茂次郎義綱)、義光(新羅三郎義光)の「八幡・加茂・新羅」は、それぞれ元服したときの神社の名前に由来しているといわれています。八幡→大分県宇佐神宮、新羅→滋賀県三井寺の新羅善神堂、加茂→京都府の加茂神社
八雲神社境内散策
八雲神社参道から境内へ

八雲神社鳥居
八雲神社に面した道路から数段の石段を登り参道(二つ上の写真)を進むと上の写真の鳥居のところとなります、参道入口の鳥居とこちらの鳥居、どちらもふさふさが下がった注連縄(しめなわ)が印象的です。

八雲神社本殿
本殿についたらお参りを忘れずに。
新羅三郎 手玉石
本殿に向かって左側には「新羅三郎手玉石」があります。若者たちがこの石を持ち上げて力自慢を競い合っていたことが想像されます。力持ちだった義光が、手玉に取った石というのがその由来でしょうか。
宝物殿には神輿

八雲神社 宝蔵殿
7月の八雲神社例大祭神幸祭(大町まつり)では神輿渡御が行われ、氏子が幼児を抱いて神輿の下をくぐり子どもの無事の成長を祈る「みこしくぐり」が行われます。
宝蔵殿には江戸時代に造られた4基の神輿が保管され、夏の出番を待っています。
三社並んだ境内摂社

八雲神社境内摂社
本殿に向かって左側には諏訪社、稲荷社、於岩稲荷社(おいわいなりしゃ)の三つの小さな神社が並んでいます。
祇園山ハイキングコース入口

祇園山ハイキングコース入口
祇園山ハイキングコースは、鎌倉幕府滅亡の地とされる東勝寺跡(腹切りやぐら)と八雲神社を結ぶ、距離およそ1.5キロの比較的お手軽なハイキングコースです。
八雲神社の旧名称である鎌倉祇園社の裏山にある祇園山からこの名がつきました。

ハイキングコース入口

三峰神社 御嶽神社
祇園山ハイキングコースの入り口脇には、八雲神社の摂社である三峰神社、御嶽神社があります。
八雲神社社務所
社務所は本殿に向かって右側にあります。御朱印はこちらでお願いすることになります。
年中行事
主な年中行事を以下の表にまとめました。
新型コロナ感染症拡大防止の観点からイベントの中止や延期の可能性もありますのでご注意ください。
1月6日 | 初神楽 |
7月7日から14日の間の土曜から3日間 | 八雲神社例大祭神幸祭(大町まつり) |

八雲神社例大祭 4基並んだ神輿(2017年7月撮影)
ご朱印
今回はご朱印はいただいていません。
八雲神社のまとめ
- 八雲神社は鎌倉市大町にある神社
- 新羅三郎義光が、京都祇園社(八坂神社)の牛頭天王を祭ったのが始まり。
- 7月には勇壮な神輿が繰り出す例大祭神幸祭(大町まつり)が行われる。
- 境内は祇園山ハイキングコースの一方の起点となっている。
いかがでしたでしょうか。八雲神社の概要についてひととおりまとめましたが、もしも気になるようでしたらお出掛けされてはいかがでしょうか。
交通アクセス
鎌倉駅から徒歩およそ10分
連絡先 | 八雲神社 | 鎌倉市大町1-11-22 TEL:0467-22-3347 |
公式サイト | 鎌倉大町まつり公式サイト |
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参考文献・関連サイト
- 鎌倉観光文化検定公式テキスト
- 深く歩く 鎌倉史跡散策 神谷道倫著 かまくら春秋社